REC3 ジェネシス

REC3 ジェネシス


あらすじ

コルド(ディエゴ・マルティン)とクララ(レティシア・ドレラ)はバルセロナの結婚式場で永遠の愛を誓い合う。新郎の従弟(アレックス・モネール)はビデオカメラを回し、参列者たちの姿を撮っていた。やがてカメラは一族きっての明るい性格の叔父ペペが、病院で犬にかまれたという、彼の右手に巻かれた包帯を映し出す。


解説

世界を驚愕させたスペイン発のホラー映画『REC』シリーズ第3弾。今回は結婚式という晴舞台で、ウイルス感染者たちが繰り広げる阿鼻叫喚の世界を描く。前2作で共同監督を務めたジャウマ・バラゲロが本作ではクリエイティブプロデューサーに回り、パコ・プラサが単独で監督を務める。『ジャスティス 闇の迷宮』のレティシア・ドレラが悲劇のヒロインを熱演。白いウエディグドレスを真っ赤に染めつつもあきらめない花嫁の奮闘に引き込まれる。


感想

前作と同時刻に別の場所で発生した出来事を描いた作品です。
1作目はPOV方式で撮影され話題となりました。
今作も2作目と同様に序盤のみPOV方式で撮影されています。

RECシリーズに出てくるゾンビは走ります。
他の映画でもゾンビは走る時代となっているので今更気にはなりません。

病原菌によるウイルスによる感染ではなく、悪魔が原因の感染症として描かれています。
教会や聖水を怖がり、聖書の言葉によって動きが止まります。
この部分が許せないゾンビ映画ファンもいるようで、私も同じ気持ちです。
2作目でゾンビ発生の原因が悪魔の仕業だと判明した時はとても悲しい気持ちになりました。
ただ、その部分を考慮しても面白い作品でした。
今作が公開された時も朝一番に劇場で鑑賞しました。

ストーリーは短くまとまっているのでだるく感じません。
グロシーンはチープなものではなくたまに目を背けたくなるシーンもあります。

スポンジボブを真似たスポンジジョンという男や、披露宴で流れた曲を調査している日本で言うJASRAC職員が登場したり小ネタもあり所々笑えます。
ヒロインであるクララの覚醒っぷりは気持ちがいいものです。
新郎コルドと新婦クララの愛を感じるラストも好きです。


データ

  • 原題:[Rec]³: Génesis
  • 公開年:2012年
  • 上映時間:80分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:パコ・プラサ
  • 製作総指揮:フリオ・フェルナンデス
  • 製作総指揮:カルロス・フェルナンデス
  • 製作総指揮:アルベルト・マリーニ
  • 脚本:ルイソ・ベルデホ
  • 脚本:パコ・プラサ
  • 音楽:ミケル・サラス

出演者

  • クララ:レティシア・ドレラ
  • コルド:ディエゴ・マルティン
  • ラファ:イスマエル・マルティネス
  • アドリアン:アレックス・モネール

評価

(7.5/10)
コルドとクララの結婚式当日。皆に祝福されて和やかに進行していた披露宴は、コルドの叔父が突如、醜悪な姿に変貌し、参列者を襲撃し始めたことで一変する。さらに襲われた人間も何故か、おぞましい「感染者」となったことで、会場は阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。この混乱のなかで離れ離れになった二人だが、おたがいの生存を信じて必死に探しだそうとする。しかし、迫りくる者は、変わり果てた姿とはいえ、ふたりの為に集まってくれた家族や親族、友人たち。そんな人たちに、どうやって立ち向かうのか・・・。だが襲いくる「感染者」の群れに、もう一刻の猶予もない。果たして、コルドとクララは「感染者」の猛威をかいくぐって無事、再会出来るのか?そして脱出方法は?二人が必死にたぐり寄せる運命の赤い糸。夢みた結婚式が悪夢に変わってなお、その先に待ち受ける苦難とは―。

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